財務・人事デンマークの海運大手APモラー・マースクが5日発表した2025年通期決算によると、海運、物流サービス、ターミナルの全事業が堅調に推移し、業績は会社予想の上限水準に達したと発表した。売上高は540億ドル、EBITDAは95億ドル、EBITは35億ドルとなった。
海運事業は市場並みの4.9%の取扱量成長を確保したものの、供給過剰による運賃下落が収益を圧迫した。一方、新たな東西航路ネットワークの導入により定時到着率は平均90%超と業界最高水準を達成し、コスト削減効果も想定を上回った。
物流・サービス部門は倉庫やEC(電子商取引)フルフィルメントを中心に収益性が改善し、7四半期連続で利益率が向上したが、依然として成長余地が残るとした。
ターミナル事業は新規拠点の開発や既存施設の近代化が奏功し、取扱量と収益が過去最高を更新。売上高は前年比20%増と大きく伸長した。
財務面では、本社を中心とした間接費を年間1億8000万ドル削減し、1000人規模の人員削減を進める方針を示した。
物流・サービス事業は陸上輸送、フォワーディング、ソリューションの3領域に再編し、商品特性に応じた運営体制へ移行する。2026年の世界コンテナ需要は2-4%成長を見込む一方、業界の過剰船腹を背景に収益環境は不透明とし、資産活用の高度化とコスト規律を軸に競争力強化を図る。
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