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ハコベル、企業間連携PFで中小運転手ら支援

2022年10月4日 (火)

(イメージ)

ロジスティクスハコベル(東京都品川区)は4日、物流業界で働く人や企業を応援するため、企業間の垣根を越えた新たなプラットフォーム(PF)「ハコベル サポーターズプログラム」を立ち上げた、と発表した。

荷主企業、運送会社、個人ドライバーをはじめ、物流業界関係者以外にも参画を促し、ドライバーが安心して配送業務に従事できる環境づくりをサポートする包括的な枠組みづくりを進める。ドライバーが必要な資材や物資の調達などの面から運送会社を下支えするほか、荷主企業にもハコベルの活用で配送網拡大や配送時間短縮につなげてもらい業界全体の活性化を目指す。

新たな取り組みの背景には、ドライバーの時間外労働が規制される働き方改革関連法に伴う「物流の2024年問題」や貨物運送事業における規制緩和などによる影響に対する懸念がある。ドライバーの労働環境が大きく変化していくと予想されるなかで、中小の運送会社や個人事業主のドライバーは「大手企業と比べて、資材類の調達力やネットワーク、サポート体制、福利厚生などが不十分な可能性が高い」と指摘。新PFは異業種を含めた協業ネットワークの「新たなカタチ」として、ドライバーや運送会社の困りごとを解消していく受け皿として機能していく構えだ。

具体的には、車両のリースや購入、整備、車検をはじめ、タイヤやガソリン、ユニフォーム、台車など運送会社やドライバーにとって必要な資材を提供する。安心して配送業務に従事できる環境を整えるほか、トラブル発生時に保険や金融商品、法律相談といったサービス提供など運送会社向けのサポートを充実させる。

新PFでは、幅広い異業種の企業から提携に関する提案やアイデアも受け付ける。ハコベルの製品やシステムとの連携なども視野に入れる。

(クリックで拡大、出所:ハコベル)