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大日本印刷が紙製ボトル開発へ、23年春に実証実験

2022年10月12日 (水)

▲efbottle(出所:大日本印刷)

荷主大日本印刷(DNP)は11日、紙とフィルムパウチを組み合わせ、ペットボトルに代わる新たなボトル「efbottle」(エフボトル)を開発中だと発表した。富士特殊紙業(愛知県瀬戸市)などと共同開発している紙製ボトルで、環境に対する意識が高い若い世代をはじめ、あらゆる生活者に選ばれる「新時代の容器」を目指すという。

発表によると、エフボトルは、耐水性のある紙の外装と、プラスチック製の口栓付きパウチから構成される。分別して捨てやすく、リサイクルしやすい。720ミリリットル入りのペットボトルに比べて、プラスチックの使用量を30%削減した。

製造過程でもガラス瓶と比べてエネルギー消費量とGHG(温室効果ガス)排出量を削減できる。ガラス瓶より大幅に軽いため、輸送時にトラックから出るGHGの削減にもつながる。

ガラス瓶のような曲線的な形状にでき、ボトル全面に印刷もできるのも特徴だ。DNPは、日本酒や洋酒などの業界に向けた実証実験を2023年春ごろに行う予定。環境負荷の低減や生活者の利便性向上に向けた共同開発にさらに取り組むとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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