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日本ロジテム、ラピュタAMR導入効果で処理量2倍に

2022年11月8日 (火)

サービス・商品日本ロジテムは、横浜市瀬谷区の物流拠点「横浜第一営業所」にラピュタロボティクス(東京都江東区)の自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR」を導入し、EC向けのピッキング処理量を2倍に引き上げることに成功した。これを受け、同社は今後も継続的な機能強化を図り、生産性の向上に取り組む。ラピュタロボティクスが8日発表した。

日本ロジテムが自律走行搬送ロボット(AMR)を導入したのは、新型コロナウイルスによる消費行動の変容、ひっ迫する物流需要、労働人口の減少による人員不足といった課題に対応するためだったが、高額で大規模な自動化ソリューションサービスは3PL事業として費用回収のリスクが高く、導入の壁となっていた。

この点、ラピュタロボティクスのPA-AMRは「汎用性と柔軟性が高く3PLの事業特性にマッチしている」として導入を決定。作業スタッフと協働でピッキングに「従事」し、荷物の搬送の代行、ピッキングルートの最適化を図ることで生産性向上とピッキングスタッフの歩行時間削減につなげるため、あらかじめ導入後のオペレーションフローを検証した。

導入倉庫では、ラピュタロボティクスのAMRと連携した実績のあるクラウドWMS「ロジザードZERO」を活用していたことも、導入にかかる時間の短縮やコストの圧縮に役立ったという。

▲AMRと協働ピッキングをしている様子(出所:ラピュタロボティクス)

日本ロジテム横浜第一営業所では「導入した得意先の業務では、製品保管場所の決定など、一定の作業スキルが必要なため、ピッキングロボットが効率良く動作するのか、また、作業スタッフとロボットがうまく協働できるかという不案要素があった。しかし、導入後は作業者が初心者であってもロボットが効率良いピッキング順を誘導してくれるので、スキルに関係なく生産性の高いピッキング作業が可能になった」と評価。今後の効果を見極めた上で、店舗ピッキング業務やほかの物流現場への導入も検討する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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