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GLP、シンガポール証券取引所に新規株式公開

2010年10月13日 (水)

話題物流施設の投資・運営事業を手掛けるグローバル・ロジスティクス・プロパティーズ・リミテッド(GLP)は13日、シンガポール証券取引所に株式の新規公開を行うと発表した。

 

発行価格は1株1.96シンガポールドル(122.12円)。公開完了後の発行済株式総数は45億669万株となり、このうち5億8897万株については「中核的投資家」10社と発行価格での引受契約を締結するとしている。

 

同社は株式公開により、推計39億シンガポールドル(2430億900万円)を調達する見込みで、この資金を「日本と中国での市場リーダーシップ強化」やアジアへの積極投資に充てる方針。シンガポール証券取引所での取引は18日から開始される。

 

シンガポール政府投資公社(GIC)グループの同社は、日本と中国で合わせて296件620万平方メートルの物流施設を賃貸運営しており、このほかに中国では開発・改築中の物流施設が100万平方メートル、将来の開発地として総床面積220万平方メートルを保有、取得予定の土地も460万平方メートルに上る。リーマンショック後、GICが米国プロロジスから日中両国の物流施設の多くを引き継ぎ、その受け皿として設立された。