ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CMA CGM、通期決算は増収増益も輸送量1.3%減

2023年3月7日 (火)

(出所:CMA CGM)

国際仏海運大手のCMA CGMはこのほど、2022年決算を発表した。売上高は前年比33.1%増の745億ドル(10兆1134億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は44.2%増の333億1000万ドル(4兆5218億円)、最終利益は6.98%増の248億8000万ドル(3兆3775億円)と、増収増益となった。同社は、海運やロジスティクスの戦略的買収により、グループの発展が加速した1年だったと評価している。

このうち主力の海運事業では、売上高が30.1%増の589億5000万ドル(8兆151億円)、EBITDAが43.4%増の316億4000万ドル(4兆3025億円)だった。コンテナの輸送量は前年比1.3%減の2174万TEUと、前年実績を下回った。

今後の見通しについて同社は、「地政学的な緊張」「マクロ経済の不確実性」「運賃の急落」をキーワードとして掲げた。22年下半期から輸送・物流業界の市場状況が悪化し、23年に入っても影響を及ぼし続けている。海上輸送と航空貨物の両方で輸送能力が増加すると予想されており、需要と供給のバランスは依然として困難と予想されるという。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com