米FedExの22年5月期通期は増収・営業増益

（出所：FedEx）

財務・人事米物流大手FedEx（フェデックス）は23日、2022年5月期決算を発表した。売上高は前期比11.3％増の935億ドル（約12兆5290億円）、営業利益は同6.7％増の62億5000万ドル（約8375億円）、最終利益は26.8％減の38億3000万ドル（約5132億円）となった。

同時に発表した22年5月期第4四半期決算（3-5月）では、売上高が前年同期比8.0％増の244億ドル（約3兆2696億円）、営業利益が同6.7％増の19億2000万ドル（約2572億円）、最終利益が70.2％減の5億5800万ドル（約747億円）だった。

同社は第4四半期業績について、燃油サーチャージの引き上げなどの燃料費高騰の影響を抑える収益管理策が奏功したほか、変動報酬費用の減少などが改善につながったとしている。また、新型コロナウイルス感染症拡大による都市封鎖や地政学的な不確実性（ウクライナ情勢）、経済成長の鈍化、サプライチェーンの混乱による世界的な物流の低迷が出荷減少に繋がり、賃金上昇も加わって利益が押し下げられたと説明している。