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東京スタイルとサンエー、経営統合に合意、物流コスト削減とSCM高度化狙う

2010年10月14日 (木)

荷主東京スタイルとサンエー・インターナショナルは14日、共同株式移転による共同持株会社を設立することで合意し、株式移転計画書を共同で作成したと発表した。2011年6月1日の設立を目指す。両社が設立する共同持株会社の社名は「TSIホールディングス」とし、東証一部に新規上場申請を行う。

 

両社はコアブランドの企画・育成、M&Aを含むブランドポートフォリオの再構築、中国・アジアをはじめとした海外展開、テレビ通販・ネット販売への参入など、「今後の企業成長を見据えた施策に取り組むために、両社の強み、ノウハウ、リソースを相互に共有・活用することが、両社の企業価値を大きく高める視点から重要」と判断し、経営統合に踏み切ることを決めた。

 

経営統合により、両社の強みを活かした販路拡大、F2層向け事業のブランド力・商品力強化による事業拡大、マーケティング・出店投資拡大による事業成長スピードの加速に取り組む。このほか、東京スタイルの国内外の直営工場の生産技術、オリジナル素材開発のノウハウの活用や、将来的な生産機能・物流機能の集約による、高度なSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)構築を実現し、生産・物流コストの大幅な削減を狙う。