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高伸縮荷崩れ防止カバーにマジックテープ式が登場

2023年5月11日 (木)

▲包みラップレス(出所:ミドリ安全)

サービス・商品安全靴やヘルメットなど保護具メーカーのミドリ安全(東京都渋谷区)は11日、パレットやカートに載せた荷物の荷崩れを防止するマジックテープ式のカバー「包みラップレス」を1日に販売開始したと発表した。縫い目をつくらない手袋製造技術の応用で高い伸縮性と耐久性を実現したカバーに、締め具合を調整するマジックテープを採用した。

パレットやストックカート上の搬送物の固定にはストレッチフィルムが一般的に使われているが、フィルムは安価な反面、再利用できずごみが大量発生するのが課題となっていた。同社は物流現場での廃プラスチック課題に寄与する製品として、2021年に独自開発の荷崩れ防止カバー「ラップレス」を販売。利用者からカバーの締め具合を調整する機能の要望が多かったことから、ラップレスの素材に新しくマジックテープを採用した包みラップレスの販売に至った。

包みラップレスの素材はスポーツで着用するアンダーシャツと同様の素材で、洗濯機などで洗って繰り返し使える。3回続けて使用すれば、ストレッチフィルム使用1回分の廃棄焼却時のCO2排出量を下回る計算となる。ベースとなる色はグレーだが、発注条件に応じて要望の色に応える。

5月下旬から先着300社に、包みラップレスの販売を記念して無償サンプルを提供するキャンペーンを実施。包みラップレスのパレット用かストックカート用、従来のラップレスの3種類からいずれか1種類を提供する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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