国交省、海運モーダルシフト大賞に味の素とF-LINE

認証・表彰国土交通省は19日、2023年度（令和4年度）の「海運モーダルシフト大賞」に、味の素とF-LINEを選定したと発表した。表彰式は5月26日に行う。

国交省では、2008年度から海上貨物輸送へモーダルシフトを行い、環境負荷の低減に特に貢献度の高い事業者に対し、国交省の海事局長が表彰を行っている。2019年度から実施している「海運モーダルシフト大賞」は、その中でも革新的な取り組みを行い、最も貢献度が高い事業者に対して授与される。

14回目の今回は、商船三井フェリーや川崎近海汽船、北海道コカ・コーラボトリリング、ライオンなど荷主13社、物流事業者14社の13件27社を優良事業者に選定。荷主企業の味の素、物流事業者のF-LINEが「海運モーダルシフト大賞」に選ばれた。

味の素とF-LINEは、国内食品生産体制の再編に合わせ、物流ネットワークを海上輸送に転換。使用車両もトラックからセミトレーラーの変更などを行い、名古屋港から仙台港へのフェリーを利用することで、トラック輸送全てを海上輸送に転換するモーダルシフトを実現した。また、輸送の海上シフトなどで、1単位輸送量あたりドライバーの労働時間を88％削減。国交省では、こうした取り組みを評価した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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