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林原、岡山第一工場を移転、80億円投資

2012年10月15日 (月)

拠点・施設林原は15日、岡山第一工場(岡山市北区)を移転すると発表した。

これまで岡山第一工場では、年間50億円の売上に相当する糖質製品群を製造してきたが、稼働後60年以上経過し、設備が老朽化していた。

このため、製品の安定供給に向けた不安解消と、既存製品の需要増加への対応、今後の新規製品への対応を考慮し、同社機能糖質工場がある岡山市北区の今保地区、研究開発本部がある同市中区藤崎地区の2地区に工場を建設することを決めたもの。

両地区ともに2013年4月に着工、15年3月に竣工する計画で、完成後、現在の岡山第一工場は操業を終了する。

新工場は、新製品の開発と立ち上げに対応したパイロットプラントを含んでおり、同社独自技術に基づいて差別化した各種糖質製品の製造に対応するマルチプラントとして運用する。

同社自らのエンジニアリングと新鋭設備の導入によって、フレキシブルで効率性の高い工場を目指しており、現行製品の安定供給だけでなく、今後の増産、新製品の製造にも対応していく。両地区を合わせた総投資額は80億円で、稼働数年後には年間100億円の売上を見込む。