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三井製糖、岡山の精製糖生産終了、神戸へ集約

2011年11月7日 (月)

拠点・施設三井製糖は7日、岡山工場(岡山市南区、敷地面積8万4000平方メートル)の精製糖生産を終了し、神戸工場へ生産集約することを決めた。

 

国内の砂糖消費量は漸減傾向が続いており、低稼働率を余儀なくされている神戸・岡山の2工場の精製糖生産を集約することで、コスト削減と人材資源の活用を図る。

 

神戸工場は、現在進行中のグラニュー糖設備更新工事に加え、生産効率性の追求と品質向上を目的とした追加設備投資を実施する計画。

 

岡山工場で生産している機能性甘味料「パラチノース」などの食品素材製品は、生産を継続する。同工場の精製糖生産終了に伴い、第2四半期決算で固定資産減損損失として20億900万円を計上する。

 

岡山工場の敷地では、子会社が袋類を生産しており、精製糖の神戸移管後もパラチノースとともに、岡山工場を一部継続して生産を続ける。同工場で生産している製品のうち、パラチノースの生産量比率は2-3%程度にとどまることから、今後も維持する工場敷地は、最低2-3割程度となる見通しで、跡地利用は「未定」としている。