商船三井と日本製鉄、海上輸送情報連携でSC改善

サービス・商品商船三井は29日、ばら積み船顧客を対象に開発した、海上輸送に関する情報提供プラットフォーム「ライトハウス」と、日本製鉄がこのほど構築した需給管理システムとのシステム間連携を開始したと発表した。

今回のシステム連携により、商船三井が運航する船だけでなく、日本製鉄向けの主要船隊各船のスケジュールや貨物情報、気象など、海上輸送に関する各種の情報を日本製鉄が常時・最新の状態で確認できる。また、多くの情報のデータ化も可能となった。

日本製鉄の輸入原料船の運航管理は、天候影響などによって、航海日数や停泊日数が変動し、結果的に運航計画の適宜見直しが必要だった。このほどの需給管理システムにより、輸入原料船の最新の運航情報を把握でき、最新の航海スケジュールや原料在庫見通しに基づく意思決定を迅速化させ、サプライチェーンの効率化に寄与する。

▲システム連携のイメージ（出所：商船三井）

商船三井では、膨大な書類やメールを基に行われている現状の海上輸送手配業務を、デジタル技術を駆使することで簡易化。運航・輸送効率の向上、海上輸送における環境負荷の低減、ネットゼロの達成を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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