CRE、多様なニーズに適応する松戸物流施設が完成

▲ロジスクエア松戸（出所：CRE）

拠点・施設シーアールイー（CRE）は5月31日、千葉県松戸市の松飛台工業団地内の物流施設「ロジスクエア松戸」が完成したと発表した。

同施設は地上4階建て、延床面積1万5642平方メートル。都心部から20キロ圏内と首都圏の大消費地に近く、東京外環自動車道・松戸インターチェンジ（IC）から7.7キロ、同・市川北ICから7キロと主要幹線道路へもアクセスできる。北総鉄道北総線・松飛台駅から1キロ圏内に位置し、工業団地周辺は住宅エリアなため、雇用確保の面で優位性を持つ。

倉庫は1階が1平方メートルあたりの床荷重が2トン、2‐4階が1.5トンで、各階2.5トンのフォークリフトに対応する。有効高さは5.5メートル以上を確保。トラックヤードから直接荷物の出し入れ位が可能な仕様で、ヤードに大ひさしを設けることで雨天時のスムーズな入出庫に寄与する設計とした。

昇降設備は荷物用エレベーターを2基実装。垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装し、要望に応じて垂直搬送機の増設もできる。マテハン機器導入における改造工事の余地を残すなど、さまざまな物流ニーズに応える仕様としている。

同施設は2分割まで対応。倉庫業法の基準適合確認制度の認定を受けているため、テナント企業が営業倉庫登録を行う際の手続きが簡素化され、スムーズな施設運用が可能にする。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用。今後、屋根全面を太陽光発電システムを導入する予定。発電した電力は自家消費し、余剰分は売電する計画だ。また、一部の電力を施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用する蓄電池システムの導入を予定している。

「ロジスクエア松戸」概要

▲トラックヤードには大ひさしを設け、雨天時の入出庫に対応する仕様に

所在地：千葉県松戸市松飛台
敷地面積：7645平方メートル
延床面積：1万5642平方メートル
構造：地上4階建て、鉄骨造
用途地域：工業専用地域
着工：2022年5月1日
完成：2023年5月31日

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com