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帝人F、人差指で読み取る着用RFIDリーダー発表

2023年6月21日 (水)

▲RecoHand(出所:帝人フロンティア)

サービス・商品帝人子会社、帝人フロンティア(大阪市北区)は21日、人差し指の内側でICタグをピンポイントで的確に読み取ることができるハンズフリータイプのUHF帯ウエアラブル型RFIDリーダー「RecoHand(レコハンド)」を発表した。

近年、アパレルや医療など、さまざまな業界の物流現場において、商品の棚卸や入出庫を中心に業務効率化を目的としたICタグの活用が広がっている。一方、仕分けやピッキングなど個品単位で管理が必要とされる作業においてはバーコードが利用されている現場も少なくないが、バーコードの読み取りには、レーザーを個品一つ一つに対して照射する必要があり、触れる・持つ・運ぶ、といった作業と同時に行うことができないため、効率化のニーズが 高まっていた。

このような背景から、手に装着して人差し指の内側でICタグをピンポイントで的確に読み取ることが可能なUHF帯ウエアラブル型RFIDリーダーとして開発されたのがレコハンド。帝人フロンティア独自のRFIDシステム技術を活用し、触れる・持つ・運ぶ、といった一連の仕分けやピッキング作業を行いながら、対象ICタグのみを読み取りできるため、従来のバーコードを利用した場合と比較して、仕分けやピッキング作業に要する時間を50パーセント短縮できるとしている。また、装着時の快適性や、耐久性、実用性を考慮した高機能繊維素材の採用し、リーダーライター部分を取り外して家庭洗濯も可能だという。

同商品は、物流・医療現場におけるピッキングや仕分け用途向けに展開を開始し、その後、製造現場における物品や工程の管理、小売業界の決済用途および、書籍管理などに順次拡販を図っていくとともに、海外へも展開していくことで、2030年度に国内外で10億円の売上を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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