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三井物産、ゴロ・ニッケルPJへの出資比率変更

2012年10月25日 (木)

産業・一般三井物産と住友金属鉱山は25日、カナダのニッケル生産大手・ヴァーレカナダ社(トロント)とニューカレドニアで共同で進めている「ゴロ・ニッケルプロジェクト」に対し、設備トラブルなどに伴う工事費用に関連する追加出資負担を行わない、と発表した。

これにより、ゴロ・プロジェクトの運営主体であるヴァーレニューカレドニア社に対する両社の合計出資比率は21%から14.5%に低下する。

ゴロ・プロジェクトは、試運転段階で設備トラブルがあり、当初想定されていた本格的な生産開始が遅延していたが、補修工事が完了したことから、年末には本格生産を開始する。

一方で、試運転段階の設備トラブルに伴う補修・改良工事の費用が多額に及んだため、住友金属鉱山、三井物産は、その負担についてヴァーレカナダ社と協議した結果、設備トラブルで発生した総事業費46億米ドルを超える費用負担のための追加出資は行わないことで合意した。

合意内容には、ゴロ・プロジェクトの今後の操業状況次第で、両社がヴァーレニューカレドニア社への合計出資比率を再び21%に引上げるオプションも含まれている。