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三井物産、インドで高速貨物鉄道の工事受注

2015年8月19日 (水)

国際三井物産は19日、インドでデリー-ムンバイ間高速貨物専用鉄道計画のうち、2区間合計320キロの土木・軌道敷設工事を760億円で受注したと発表した。

受注したのは、マハラシュトラ州ヴァイタラナ市からグジャラート州サチンまでの186キロ、同サチンからグジャラート州ヴァドダラ市までの134キロを合わせた320キロの土木・軌道敷設工事で、インド鉄道省傘下の「Ircon社」、タタ・グループの建設工事会社「タタ・プロジェクツ社」(TPL社)と3社のコンソーシアムを組み、鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社から受注した。

プロジェクトでは、三井物産がコンソーシアムリーダーとなり、IRCON社、TPL社が土木工事と、日本製高品質レールを使った軌道敷設工事を共同で行う。

このプロジェクトは、同国の急激な経済成長に伴う貨物輸送需要を満たすため、「インドの黄金の四角形」と呼ばれるデリー・ムンバイ・チェンナイ・コルカタの4大都市を結ぶ貨物専用鉄道プロジェクトの西回廊(デリー-ムンバイ)部分で、日本政府が日本の技術活用条件を適用した円借款を供与している。

日印両政府が共同推進するデリー・ムンバイ間産業大動脈構想の根幹をなすプロジェクトで、完成すればこれまで3日以上かかっていたデリー-ムンバイ間の輸送時間が1日以内へと短縮され、物流効率が大幅に改善すると期待されている。

三井物産、インドで高速貨物鉄道の工事受注

(出所:三井物産)