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プロロジス、米国で867億円の物流施設売却

2010年10月19日 (火)

拠点・施設プロロジスは19日、米国でブラックストーン・リアルエステイト・アドバイザーズの関連会社に北米の物流施設などの資産、合わせて10億2000万ドル(約867億円)で売却することに合意した、と発表した。

 

今回の資産の売却と、年初から実施してきた資産の整理と資産のファンドへの移管などの合計金額6億ドル(約500億円)を合わせ、総額16億ドル(約1360億円)以上の収入となり、当初2010年の目標としていた13-15億ドル(1105-1275億円)を上回る結果となった。これらの売却資金は負債の削減や新規の開発資金に充てる。

 

ブラックストーンに売却する資産は、全米各地の180棟の物流施設などを含む北米でプロロジスが直接保有していた地域・仕様、築年数など非戦略的な資産。また、売却した物流施設については引き続きプロロジスがプロパティマネジメント業務を担当することになっている。

 

これらの売却は所定の手続きを経た上で11月中旬までに完了する。北米の既存の資産を流動化することにより得た資金で、世界各国での新たな施設開発を活発化させ施設の地域分散化を加速させると同時に、資産を入れ替えることによりプロロジスが保有する資産全体の質を高めることが可能となる、としている。