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サンオータス「ディーゼルプロ」INNOVATION EXPO出品

トラックエンジン洗浄機で業界課題の解決促す

2023年8月24日 (木)

話題燃料価格高騰、人手不足など、運送業者を取り巻く環境は厳しさを増している。2023年度上半期の「物価高倒産」は道路貨物運送業が最多を占めており、今後は人材不足問題も追い討ちをかけるだけに、どのような「コスト削減」策を実行できるかは、事業の存続に関わる重要事項となる。

サンオータス(横浜市港北区)は、同社が販売するトラック整備機器「ディーゼルプロ」で、整備費、燃料費のコスト削減の実績を積み重ね、トラックの安定的な稼働をサポートすることで、運送事業者を支援する。ディーゼルプロ導入によって実現できる事業改善と、2024年問題に対して同社が果たすべき役割について、同社営業課のアディカリ・プラカス課長に話を聞いた。

▲サンオータス営業課アディカリ氏

非分解エンジン整備でも実感できる定期的洗浄効果

▲エンジン内部洗浄機「ディーゼルプロ」

ディーゼルプロは、ディーゼル車のインジェクター(エンジン内の燃料噴射装置)、燃焼室、配管などに付着したカーボンを除去するディーゼルエンジン内部洗浄機。エンジンの異常振動や異音、パワー不足、燃費効率の悪化やDPF再生回数が増えるなどの不具合を、「この機械で定期的に洗浄すれば、トラックのエンジン機能を、新車同様に戻します」(アディカリ氏)と言う。

トラックが稼働を重ねると、エンジン内部にはススやデポジットと呼ばれる汚れがたまり、燃焼効率の悪化などでエンジンの不調を招く。「特に、インジェクターの交換ともなれば、部品価格に加えて工賃と時間もかかり、修理期間トラックが稼働できないことなど、ダメージは大きなものになります。そのためにも、定期的なエンジン内部の洗浄、メンテナンスが必要です」(アディカリ氏)

エンジン洗浄のやり方としては、一番手軽な方法として燃料タンクへの洗浄液添加、抜本的な解決策としては分解洗浄が想定されるが、「洗浄液添加での効果は限定的で効果も見えにくい。分解洗浄では1回あたりの手間やコスト、時間、さらには専門知識など大きなデメリットがあります。ディーゼルプロならば、高度な専門知識は必要なく、バッテリー駆動式で作業の場所と時間も選びません。もちろん、洗浄効果については事前事後で故障診断機にかければ数字としてはっきりと証明できるので、分解するまでもなく実感してもらえるはずです」(アディカリ氏)。

ディーゼルプロを燃料ラインにつないで洗浄液を送りこみ、40分程度アイドリングすることで洗浄作業は完了。これを、トラックの稼働環境に応じて1年もしくは半年に1回ほど定期的に実施することで、「整備費削減」「燃料費削減」「トラックの安定稼働」などコスト削減につながる具体的な効果を得られる。予期せぬトラック故障によって運行計画が破綻する、そんな最悪の事態を回避するためにも、計画的で効率的なメンテナンスが必要であり、その手段としてのディーゼルプロ導入は有力な選択肢となるのではないだろうか。

トラック安定稼働維持で「2024年問題」に貢献

トラックの稼働率を低下させずに運行計画を維持することは、「2024年問題」におけるドライバー不足、労働時間の見直しにおいても、極めて重要な方策である。インジェクター交換に要する修理時間はもちろん、DPFの再生に要する時間の削減は、トラックの計画的な安定稼働やドライバーの拘束時間削減に直接効果を発揮する。ディーゼルプロ使用による定期的なメンテナンスによって「計画的な運行計画と車両の安定した稼働率を、長期的に、なおかつリーズナブルに維持できるようにすることが、私たちが2024年問題に対して貢献できる一番のポイントです」(アディカリ氏)

▲勉強会で参加者へ導入効果を説明するアディカリ氏

また、運送業者のほとんどが中小規模であり、それらの企業が今後も事業を継続できる体制を守ることもまた、2024年問題の重要課題である。予期せぬ故障による事業の停滞を防ぐためには、リスク管理と対費用効果を精査した整備計画が必要となる。アディカリ氏は「ディーゼルプロの導入コストと、実際に稼働できないトラックが発生した時の対応リスクを、しっかりと見比べていただければ」と、サステナブルな事業経営においてのディーゼルプロ導入の意義を語り、これからもたくさんの事業者と一緒に、日本の物流を支えていくことを決意する。

効果が見てわかる展示、コスト・デモ相談も可能

同社は、「国際物流総合展2023 第3回 INNOVATION EXPO」に出展、ディーゼルプロの実機も展示し、その使用方法や、使用事例のデータなどで、わかりやすくその導入効果をPRする。「燃費を何%向上させるといった機械ではありませんが、ブースに来ていただければ、故障診断機による実測数字で、導入効果を実感していただけると思います」(アディカリ氏)。特に、実際にエンジントラブルに直面しているという来場者には、ぜひ相談に来てもらいたいと語り、「その場でデモンストレーションをお試しいただく具体的なスケジュールを調整するのも良いのではないでしょうか」(アディカリ氏)。また、保有する車種や台数、メンテナンス費用の実績などを用意すれば、より正確なコストシュミレーションも可能であり、より現実的な導入イメージを固めることもできそうだ。

▲導入を検討する企業に向けて実演する様子

さまざまな課題に立ち向かう運送事業者たちに、同社は「コスト削減」での具体的な手段を提示する。アディカリ氏は、ディーゼルプロの普及を通じて事業者を力強くサポートすることで、2024年問題の課題解決につなげたいと抱負を語った。

サンオータスの出展概要
会期:2023年9月13日(水)〜15日(金)、10時〜17時
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西1-4ホール
ブース:「その他・物流業務支援ゾーン」ブース番号「2R-08」
来場方法:公式ウェブサイトでの「来場者事前登録」が必要(無料)
出展製品
エンジン内部洗浄機「ディーゼルプロ」