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日本製鉄、黒崎播磨をTOBで完全子会社に

2025年8月4日 (月)

M&A日本製鉄(東京都千代田区)は1日、連結子会社で耐火レンガメーカー、黒崎播磨(北九州市八幡西区)をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表した。買い付け額は1株あたり4200円で、2026年2月上旬に開始する見通し。取得額は約758億円。両社の連携を強化し、グループ全体で海外事業の強化を目指す。

同社は現在、黒崎播磨株の46.42%を保有している。買い付け予定の株式は1804万4731株で、681万9196株以上の買い付けを目指す。TOBで全株式を取得できなかった場合はスクイーズアウト(強制買い取り)を実施して、完全子会社化する。

黒崎播磨も同日、TOBに賛同し、株主に売却を推奨する意見表明を行った。黒崎播磨は東京証券取引所プライム市場と福岡証券取引所に上場しているが、一連の手続きが終了すれば、上場廃止となる。

黒崎播磨は、製鉄に使われる耐火レンガの製造を主力事業にしているが、粗鋼の生産量の減少で国内市場が縮小しており、技術力を生かしたインド・東南アジアでの拡販や、他社との連携による欧州やアメリカでの事業拡大を目指している。

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