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GLPが平塚に3棟目、アロー流通サービスが一棟利用

2023年9月5日 (火)

▲GLP平塚III(出所:日本GLP)

拠点・施設日本GLP(東京都中央区)は5日、神奈川県平塚市でマルチテナント型物流施設「GLP平塚III」が完成したと発表した。矢崎総業(東京都港区)の物流業務を担うアロー流通サービス(愛知県豊田市)が専用施設として一棟利用する。

GLP平塚IIIは6月に完成したGLP平塚IIと併設する形で、ツインシティ大神地区土地区画整理事業施行地区内に建設。新しい産業や都市機能を集積するとともに、周辺環境と調和した環境共生モデル都市を目指しており、同地区内には三井不動産や大和ハウス工業などの物件も建ち並ぶなど物流施設群が形成されている。周辺には物流関連会社も多く、周辺企業との連携によるサプライチェーン効率化計画にも寄与する。

▲ツインシティ大神地区

新東名高速道路・厚木南インターチェンジ(IC)から1.5キロ、東名高速道路・厚木ICから3キロに位置し、関東や関西、中部地方への接続が良く、関東全域をはじめ、福島や新潟、長野、岐阜、愛知、三重などに車で4時間以内に到達可能で、首都圏中央連絡自動車道の延伸により横浜港へのアクセスも良好となった。小田急小田原線「本厚木駅」、JR東海道線「平塚駅」から出ている直通路線バス「ツインシティ大神停留所」から徒歩5分に位置するなど、雇用確保にも有利な立地だ。

施設スペックは地上4階建ての耐震鉄骨造で、延床面積は2万7763平方メートル。従業員が不在でも荷物の入出庫が可能な置き配バースを採用、GLP平塚IIと敷地を一体化してトラック車路や乗用車両の動線を共有するなど、トラック待機問題の解消や物流オペレーションの効率化を企図した仕様とした。

▲外周に設置されたポケットパーク

また、敷地外周にはグリーンベルトとして、小さなポケットパークを設置するなど憩いの場所を設ける。屋外階段を両下緑化壁面などシンボリックな建物外観で、周辺地域との共生・共存を目指した設計とした。災害対応では30時間以上の非常用発電機を設置し、停電時なども荷物用エレベーターの稼働を担保するなど入居企業の止めない物流をサポートする。ポケットパークにはかまどベンチを一部設置し、災害時にはかまどとして利用できる。

生まれ変わる「物流のまち」づくり〜平塚・施設特集

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LOGISTICS TODAY編集部
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