
▲「U.S.M.H八千代グロサリーセンター」が入居する物流施設「プロロジスパーク八千代1」(出所:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス)
フードユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)は6日、同社が運営するスーパーマーケットのマルエツ(東京都豊島区)、カスミ(茨城県つくば市)の共同物流センター「U.S.M.H八千代グロサリーセンター」を、プロロジスパーク八千代1(千葉県八千代市)内に開設したと発表した。7日からマルエツ、21日からカスミ向けの商品供給を開始する。
マルエツとカスミの共同配送体制を構築するとともに、最新のマテハン機器など自動化・省人化に寄与する設備を多数採用した、実店舗向けの在庫型物流センター(DC)。IoT(モノのインターネット)技術を活用して業務プロセスを可視化し、さまざまな物流情報を分析してさらなる物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。
同センターは建物の3階、延床面積2万397平方メートルに設置。国分首都圏(東京都中央区)が物流業務を受託する。加工食品や菓子、飲料、酒を中心に8500SKUを保管する。また、米や日用品、衣料品、事務消耗品などの通過型センター(TC)としても機能する。
入荷商品は水平式パレット流動棚「ニューマ・スルー」で搬送した後、AGF(無人搬送フォークリフト)で荷下ろしエリアの指定場所に自動搬送で格納する。AGFはレーザーと人感センサーで人とモノを認識しながら構内を自在に移動する。
▲(左から)水平式パレット流動棚、無人搬送フォークリフト
搬送された商品は、3Dビジョンカメラで商品を自動認識するデパレタイズロボットが、商品をケース出荷と小口出荷に分けてピッキングし、ケース出荷する商品はコンベヤー、小口出荷する商品はピースソーターでそれぞれ自動搬送される。小口商品はクロスベルトソーターで仕分けを行い、カテゴリー別に分類した状態でオリコンに入れ、出荷指示に基づいてオリコン段積み機からカートラックに自動で積み付けた後、AGV(無人搬送車)で出荷エリアまで自動搬送する。
▲(左から)デパレタイズロボット、クロスベルトソーター
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com