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三菱マテリアル、位置情報活用で製造品滞留を可視化

2023年9月14日 (木)

サービス・商品国際航業(東京都新宿区)は13日、同社が販売する屋内外の高精度位置情報を活用した生産性向上ツール「Patt Plus」(パット・プラス)のアップデートを行い、三菱マテリアル(千代田区)と三宝製作所(相模原市中央区)での運用開始を発表した。

パット・プラスは工場や倉庫内の人の動きや製造途中の品物などの滞留時間をリアルタイムに把握し可視化するパッケージツールで、人やモノの位置を屋内外問わずに高精度・リアルタイムに特定することができるセンシング技術を、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で利用できるアプリケーションソフトとして提供する。

処理アルゴリズムを改良し大量のタグを同時に扱うことが可能になるとともに、地図表示のロジック改良により、タグの表示量を増加させた上で地図表示の高速化を実現。またシステム内でエリアを作成することで、タグを設置したモノがどのエリアに置かれているかを把握し、各エリアの充足率を自動で算出する機能を追加した。

▲現場での利用イメージ(出所:国際航業)

また現場の情報を集約・分析して業務に生かせるように、オープンソースのビジネスインテリジェンスツールとの連携によって、高い自由度で作業時間、移動距離、エリア間の移動回数などの自動集計が可能に。また、バーコードリーダーなどの専用端末を利用せず、工場内で使用する業務用タブレットのカメラ機能を用いてQRコードやバーコードを読み取り、タグと製品との紐づけが可能にした。

三菱マテリアルと三宝製作所では、銅などの金属製品の生産を行っており、製造中のコイルなどに1000を超えるタグを設置し、コイルの位置や各エリアのコイルの充足状況をリアルタイムで可視化することで生産性の向上を図っている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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