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日本の航空貨物市場は2033年に4倍超規模に

2025年8月8日 (金)

調査・データ市場調査会社のReport Ocean(レポートオーシャン)は8日、日本の航空貨物市場についてのレポートを公表し、同市場の規模は2024年に157億1000万ドルとなり、2033年には637億ドルと4倍を超えるまでに成長すると予測した。この間の年平均成長率(CAGR)は7.88%となる。

同社のレポートによると、日本の航空貨物部門の成長は、EC(電子商取引)の急速な拡大に支えられており、オンラインショッピングの増加によって、より速く、より信頼性の高い配送へのニーズが高まっている。日本のECプラットフォームは世界に拡大しており、この傾向は市場の継続的な成長に向けた推進力になると期待されている。

一方、市場は、航空燃料価格の変動などによるコストの増加に直面している。セキュリティ税や通関、貨物保険などへの費用と合わせて、航空貨物サービスの全体的な費用を増加させる恐れがあり、市場の拡大を妨げる可能性もある。

技術面では、人工知能やロボット工学、リアルタイム追跡システムなどの分野での進化によって、運用効率の向上や、遅延の削減、顧客満足度の改善といった成果がでている。また、AIによる分析で、運送事業者は需要の予測を改善し、運用コストを削減している。さらに、商品処理の自動化で、人為的ミスを最小限に抑え、迅速な配送を可能にしている。

レポートではこのほか、成田、関西、羽田空港などの主要な貨物ハブの拡張などインフラ整備の市場への効果や、地政学的な緊張と世界的な経済変動がおよぼす長期的な影響などについても詳しく解説している。

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