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エア・ウォーター、福岡の青果仲卸を子会社化

2023年10月2日 (月)

フードエア・ウォーターは2日、福岡県の青果仲卸業、丸進青果(福岡市東区)の株式を10月27日付で譲り受け、同社がグループ入りすると発表した。丸進青果はエア・ウォーターの持分法適用会社(エア・ウォーターグループの出資比率20%)だったが、この度の株式追加取得により連結子会社化(出資比率51%)し、九州地区の中核会社として農業・食品関連事業の拡大を図る。

今後の展望としては、北海道と九州の青果物供給における端境期を補完することで通年での安定供給や、九州を主産地とする白菜やトマトなどの取り扱いを強化し幅広い品目の青果物を供給する。青果物の加工においては、丸進青果の関連会社ブイエム(福岡県筑前町)と、エア・ウォーターグループで九州産青果物の卸売・加工を手がけるトミイチ九州(鹿児島県鹿屋市)が連携し、加工機能を強化。加えて、エア・ウォーターグループが熊本県玉名市に建設中で2024年月に稼働開始する「熊本低温物流センター」との連携により、原料保管機能や効率的な幹線物流の構築を進める。

エア・ウォーターはことし2月に、青果物の加工・仲卸を手がけるベジテック(川崎市宮前区)と資本業務提携を締結し、業務用ホール野菜やカット野菜を販売するデリカフーズホールディングス(東京都足立区)の第三者割当増資を引き受け、北海道産野菜の安定供給や、2024年問題に備えた原料保管拠点の設置、産地リスク分散のための新規産地開拓に注力している。

今回の丸進青果の子会社化により、エア・ウォーターグループとベジテック、デリカフーズホールディングスは北海道と九州における青果物の調達網をより強固なものとし、加工・販売までのバリューチェーンと物流ネットワークを併せ持つ青果流通加工プラットフォームを構築する。

▲青果流通加工プラットフォームのイメージ(クリックで拡大、出所:エア・ウォーター)

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