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豊田通商、メキシコで鋼材加工事業を拡大

2012年11月26日 (月)

拠点・施設豊田通商は26日、メキシコ中南部に新たな鋼材加工センター「TTPM社」を設立すると発表した。また、メキシコ北部でも既に稼動中の鋼材加工センター「TSP社」に増資し、加工能力を増強する。

これらにより、同社はメキシコ全土で鋼材加工事業の展開を加速し、材料の現地調達化が進むメキシコで、材料の調達から供給までの一貫したサービス体制を構築する。

同社は、メキシコで自動車分野やインフラ分野での事業拡大を目指し、市場調査を進めていたが、中南部のサンルイスポトシ州で新会社を設立し、ステンレスを中心とした鋼板類の加工・販売を開始、自動車分野だけでなく幅広い分野へ現地調達化のための鋼材調達サポート体制を展開する。

また、北部のヌエボレオン州にある鋼材加工センターへ増資を行うことで、強みである電磁鋼板事業をさらに強化するため、これまでの鋼材加工に加え、二次加工品の製造・販売事業を開始。メキシコ国内だけでなく、北米の主要大手変圧器メーカーへの電磁鋼板の供給拠点とする。

今後はグローバルなネットワークと自動車分野での事業での強みを生かし、急成長が見込まれるメキシコで鋼材加工事業を拡大。メキシコ進出企業の現地調達ニーズに対応する。