ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三光汽船の関係会社6社が破産開始決定、TSR調べ

2012年12月3日 (月)

話題東京商工リサーチ(TSR)は3日、経営破綻した三光汽船の船舶所有関係会社6社が東京地裁から破産開始決定を受けたと発表した。

6社は「メリディアン・バルクシップ」「メロディ・バルクシップ」「センチュリー・バルクシップ」「コンコルド・バルクシップ」「カレッジ・バルクシップ」「ビーナス・バルクシップ」で、申立時点で確定している債権者に対する負債は合わせて46億2000万円。このほかにも金額の未確定分があり、総額はさらに膨らむ見込みだという。

6社とも三光汽船の関係会社で、リベリア事業会社法に基づいて設立され、船舶所有を目的としていた。

しかし、三光汽船が7月2日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し経営破綻し、その時点で6社はまだ船舶を所有しておらず、国内造船会社から船舶を買い取る予定となっていた。

また、三光汽船の会社更生手続が行われている中で6社の船舶の必要性が薄れ、6社は10月10日に三光汽船の本社同所に営業所を設置した上、総合的な判断として今回の措置となった。

三光汽船の関連会社では、10月25日にパール・バルクシップ(負債総額23億3056万円)が破産開始決定を受けている。