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Mujinが日本郵便の物流効率化支援、27億円調達

2023年12月6日 (水)

財務・人事知能ロボットソリューション開発のMujin(ムジン、東京都江東区)は6日、日本郵政キャピタル(千代田区)など第三者割当増資により27億円の資金調達を実施したと発表した。同社は調達資金を原資に、日本郵便と物流効率化に向けて協力し、郵便局や物流センターにおける物流課題の抽出と、知能化プラットフォームを軸にした自動化ソリューションによる課題解決提案を行う。

ムジンは今回の資金調達により、次世代型物流エンジニアリングサービス専門事業を拡大し、日本郵便との連携では、郵便局と物流センターの効率化を目的とした次世代型自動化モデルの検討と提案を行い、日本郵便の物流分野での付加価値向上に取り組む。

▲自律的に環境に合わせて動く知能ロボット(出所:Mujin)

ムジンは産業用ロボットに知能を与えるロボットコントローラー「Mujinコントローラ」を開発。従来はプログラムされた単純動作を反復するだけだったロボットに、さまざまなセンサーとそれを統合するコントローラーを接続し、自律的に環境に合わせた動作が可能な知能ロボットを構築したことで、荷姿が異なる荷物の荷積みや荷下ろしなど、複雑な工程の自動化を実現してきた。現在はMujinコントローラを独自開発の3Dビジョンやロボットハンド、AGV(無人搬送車)、コンベヤーと連携させ、倉庫作業のあらゆる工程をカバーした大規模な自動化ソリューションを提供している。

2019年には中国、21年にはアメリカへの進出を果たすなど、海外事業にも積極的に進出を図っており、同社は資金調達を機にヨーロッパへも進出し、欧米での事業をさらに加速させる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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