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JADMA、TV通販初の行政処分で会員資格停止

2012年12月27日 (木)

話題日本通信販売協会(JADMA、東京都中央区)は26日、正会員のネイチャーウェイ(東京都目黒区)に対し、1年間の会員資格停止を決めたと発表した。

同社は、健康食品に関するテレビ広告で、返品に関する特約について「商品到着日から30日以内であれば商品代金全額を返金する」と表示しながら、実際には正当な事由がないにもかかわらず、開封した商品の空箱と未開封商品を返送しないと返品に応じず、商品代金の返金に応じていなかった。

このため、協会会員として初めて消費者庁から11月29日付で特定商取引法第14条第1項の規定(債務の履行拒否)に基づく指示を受けた。

処分期間は25日から来年12月24日までの1年間で、処分期間中はJADMAマークの使用停止とするほか、再発防止策を処分日から2か月以内に書面で同協会へ提出することを求める。

同協会では、処分に至った経緯として「テレビ広告による通信販売に対する初めての行政処分という極めて重い処分を受けた」だけでなく、2011年5月から返品特約表示、顧客対応について、改善を要請していたにもかかわらず「誠実な対応を行わず、法令違反に問われた」ためなどとしている。