アイカ工業、兵庫県加西市で工場・倉庫の増築終了

ロジスティクスアイカ工業（愛知県清須市）は28日、子会社のアイカハリマ工業（兵庫県加西市）の加西工場で工場・倉庫の増築工事が終了したと発表した。

主力商品のメラミン化粧板と不燃化粧板セラールはこれまで、愛知県清須市の本社工場、アイカハリマ工業の本社工場、加西工場、インドネシアの「アイカインドネシア社」の合わせて4拠点で、日本国内向け商品を生産してきた。

本社工場は少量多品種に対応した両商品、アイカハリマ工業は主にセラール、アイカインドネシア社では両商品の量産品をそれぞれ生産しているが、アイカインドネシア社は、主に日本国内向け不燃化粧板セラールの生産拠点との位置づけであったことから、ASEAN諸国の需要は断らざるをえない状態だった。

新工場・倉庫は国内需要に対応するほか、中国・インドネシア・タイ・シンガポールなどで販売を拡大するとともに、災害時を想定して本社工場とのリスクを分散するため、10億円を投資し、加西工場に製造ラインを1ライン増設した。

これにより、同社グループのメラミン化粧板と不燃化粧板セラールの生産供給能力は10％上昇する。