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交通事故ゼロへ、交通遺児育英会10年間の活動報告

2024年1月31日 (水)

ロジスティクス交通遺児育英会は30日、この10年間の「無料出張講演」活動の総括を報告した。

同会では、交通遺児の修学機会の支援と同時に、交通遺児がいない安全な社会を作ることも大切な活動のひとつと考えており、その活動の一環として、ドライバーの安全意識の向上、交通事故・飲酒運転減少に寄与することを目的として、10年間にわたり「無料出張講演」を実施してきた。

主な活動内容としては、全国の運輸会社、物流会社、タクシー会社、高等学校や各県の指定自動車教習所協会を始めとする各種団体からの依頼に応える形で、この10年間でのべ5000名を対象に講演を実施。また、同会の奨学生やその保護者が、自らの体験を直接語り、交通事故の悲惨さや交通安全意識の大切さを訴える機会を設けている。また、これまでの講演記録から制作・発行した小冊子(2冊)を配布し、交通遺児や保護者の実情の周知、社会の交通遺児家庭への理解を広めて、交通安全の大切さを広報する。

警察庁の交通事故統計によると、1970年に過去最多の1万6765人を記録した交通事故死者数は、交通環境の整備や安全教育の成果により減少傾向にあったが、23年には2678人と8年振りに増加に転じている。また同年の年間の負傷者数は36万5027人で、依然として交通遺児は相当数存在することが推測されており、同会では今後も交通事故・飲酒運転ゼロを目指して活動を展開していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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