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ニッスイ、北米やフランスの生産増強に投資170億円

2024年2月15日 (木)

国際ニッスイは、海外食品事業の拡大に向け、生産能力を増強させる。14日、北米とフランスのグループ会社に総額170億円の投資を想定していると発表した。

ニッスイは2000年以降、水産物のグローバル・サプライチェーンの構築に取り組み、海外のグループ企業やパートナー企業を拡大させてきた。

北米で水産調理冷凍食品を製造販売するゴートンズ社(米国・マサチューセッツ州グロースター)を01年に加え、さらにフランスをベースにチルドの水産フライを製造販売するシテ・マリン社(フランス・ケルビニヤック)を07年に加えた。北米のスケソウダラなどを使用した白身魚製品などを中心にした事業拡大が狙いだ。

22年に公表した30年の長期ビジョンでは、海外での食品事業は水産(白身魚とエビ)フライで圧倒的な世界ナンバーワンとなることを目指している。その実現のために、生産設備能力が不足していたことから、増強を検討してきたという。

▲ゴートンズ社本社工場(出所:ニッスイ)

ゴートンズ社は、新たな生産拠点をインディアナ州に設置する。25年後半の稼働を目指す。

シテ・マリン社では、これまでにも、生産能力の増強を図ってきたが、今後のさらなる成長に向け、25年をめどに工場の拡張を計画する。同時に配送の効率化、既存工場との生産品目最適化、包装設備の自動化なども行うという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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