ミスミ、中国現法向け輸出を海運モーダルシフト

荷主SHKライングループ（大阪市北区）は28日、同グループの物流事業会社マリネックス（同）が、ミスミグループ本社の中国現地法人向け製品輸出の一部を、マリネックスが展開する日中間の小口混載輸送サービス「MARINEX 3E-Express」で実施していると発表した。短納期の物流を維持しつつ、温室効果ガス（GHG）排出削減など環境負荷を軽減することに成功したという。

（出所：SHKライングループ）

同サービスでは、ミスミ東日本流通センター（川崎市川崎区）から毎日出荷される製品を横浜のマリネックス指定倉庫に保管し、週2回のペースで横須賀港に横持ち輸送をかけ、東京九州フェリー（TQF、北九州市門司区）と蘇州下関フェリー（SSF、山口県下関市）を経由して中国・太倉港へと輸送、ミスミ中国現法に引き渡す。

ミスミは従来、少量でもあっても平日に毎日、航空輸送で中国へ製品輸出していたが、短納期で少量の物流を維持しつつ、環境負荷を低減できる輸送モードを模索していた。2023年7月に同サービスのトライアル輸送を実施し、リードタイムの検証や日中双方でのオペレーションを確認した後、同年10月からSSFの運航ダイヤに合わせられる製品から輸送方法をシフトし、出荷体制が整備された12月から本格的に移行した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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