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フェデックス、ケルン・ボン空港に新ハブ

2010年10月28日 (木)

ロジスティクス新ケルン ハブの最新の自動仕分けシステムフェデラルエクスプレス(フェデックス)は28日、ドイツのケルン・ボン空港に、新たな中央・東欧州ハブが本格的に稼働を開始したと発表した。

 

6月に中央・東欧州のハブをドイツ西部の都市、フランクフルト・アム・マインからケルン・ボン空港へ移し、新ハブに1億4000万ユーロをケルン・ボン空港と共同出資した。ケルン・ボンの施設に勤務するフェデックスの従業員数は従来の約35人から急増し、現在では450人を超えているという。

 

新ハブの開設により、フェデックスはドイツや欧州域内でのサービス提供地域を拡大できるほか、「東欧州に事業基盤を築くという長期的な目標の達成に向けて一歩前進することができる」としている。

 

ケルンハブはフェデックスのグローバルネットワークの要となる施設で、中央・東欧州から空と陸のネットワークを利用して届く貨物を、パリの欧州ハブ経由で米国、アジアに運搬するための中核拠点となる。ドイツや中央・東欧州全域で事業を展開する企業向けの貨物輸送も取り扱う。

 

同ハブは最新の自動仕分けシステムを導入しており、パッケージ、書類を含めた貨物処理能力は毎時1万8000個に上る。屋上には、1万6000平方メートルに上る太陽光パネルを備えた大規模な屋上式太陽光発電システムを導入し電力供給能力は年間80万キロワットとなる。