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店舗の夜間品出し自動化へ、AMRとFMSの連携実証

2024年3月5日 (火)

サービス・商品工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha(インダストリーアルファ、東京都板橋区)は5日、大手産業機器メーカーのFUJIが開発するAMR(自律走行搬送ロボット)に、同社のFMS(上位制御システム)を提供し、共同で小売業の自動化を目指す実証実験を行うことを発表した。

▲AMR、Kaghelo(出所:Industry Alpha)

小売業界は、少子化と労働人口の減少により、自動化が急務となっており、特に、店舗運営では毎朝の荷出し作業が大きな負担となっている。この課題を解決するために2社は協力、小売向けAMRシステムを実装し、小売店舗のスマート化に取り組む。

今回検証されるのは、両社それぞれの技術を活用した、小売店舗における夜間の商品品出しと搬送。夜間に製品を載せたかご車をAMRが仕分け、陳列棚の前まで搬送することで、朝の人手が必要となる作業を陳列するだけに省力化する取り組み。

今回の実証実験で使われるFUJIのAMRは、閉店後の真っ暗な店内で、バックヤードなどに準備されているかご車を自動で認識し潜り込み、行き先を判断し、適切な陳列棚の前までかご車を自動搬送することができる。また、インダストリーアルファのFMSは、複数のAMRを効率的に制御し、実用性と拡張性に優れた機能で店舗内物流の効率化に貢献する。

現在、小売店舗での実証実験が行われているが、将来的には通路が狭い店舗やエレベーターなどの周辺機器との連携も検討されており、さまざまなロボットと接続可能なFMSを活用し、幅広い業界の自動化を目指している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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