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石狩湾新港で無人配送ロボットのシェア配送実験

2020年9月2日 (水)

調査・データ京セラコミュニケーションシステム(京都市伏見区)は2日、北海道・石狩湾新港地域の公道で2021年5月から、無人自動配送ロボットによる地域内シェアリング型配送サービスの開発・実証を行うと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」に採択された。

この実証実験では、小売店の商品や企業間で輸送する貨物などの配送を地域内シェアリング型の「無人自動配送ロボット」に担わせることで、「遠隔・非対面・非接触配送」の実現と地域生活者の利便性向上、地域の輸送要員不足の解消を目指す。

実証実験の舞台となる石狩湾新港地域は、650社と就業者数2万人を抱える敷地面積3000ヘクタールの工業地域で、今後も企業数、就業者数ともに増加が見込まれているが、敷地が広大なため、貨物の輸送要員不足が将来的に懸念されていることから、コンビニエンスストアなどの小売店舗に注文した商品と、製品・資材品などの企業間貨物を対象として、無人配送ロボットの有効性を確かめる。

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