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新潟県、北陸新幹線開業で貨物調整金830億円

2013年2月7日 (木)

ロジスティクス新潟県は6日、北陸新幹線が2015年春に開業することに伴い、県内の並行在来線に対する支援措置として国土交通省との協議がまとまり、同省からの支援総額が開業後30年で830億円規模になると発表した。

県内の北陸線(JR西日本)と信越線(JR東日本)は、北陸新幹線開業に合わせてJRから切り離され、県が第3セクター「越後ときめき鉄道」を受け皿として設立・運営することとなっている。

この2路線は現在も赤字路線となっているため、県は開業後も安定的に経営していく上で必要な支援措置として、昨年2月に「開業後30年で国から780億円」の措置とすることに合意し、国交省鉄道局と具体的な見込額を協議していた。

協議の結果、北陸線に対する措置として、国交省が貨物調整金を交付するほか、信越線に対しては貨物調整金制度の拡充によって貨物経路確保措置などを講じ、国からJR貨物を経由して実質的に総額830億円規模の支援が行われることとなった。