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ダイキン工業など3社にモーダルシフト大賞、国交省

2024年5月23日 (木)

認証・表彰国土交通省は23日、2023年度の海運モーダルシフト大賞に、ダイキン工業と下関三井化学(山口県下関市)、活材ケミカル(東京都中央区)を選定したと発表した。

23年度は、海上輸送へのモーダルシフトを推進し、環境負荷の低減に貢献したと認められる優良事業22件46社に海事局長表彰を実施し、そのうち特に革新的な取り組みなどを行った3社に対し、海運モーダルシフト大賞を授与する。

5回目となる大賞には、荷主としてダイキン工業と下関三井化学、物流事業者として活材ケミカルが行った再生蛍石の輸送の事例が受賞した。

受賞事例では、ダイキン工業・鹿島製作所から、下関三井化学まで、活在ケミカルが行う年間2000トンの再生蛍石の物流を、海上輸送にシフトした。従来は茨城県神栖市から山口県下関市まで片道1199キロをトラックで輸送していたが、東京港-北九州(門司)港までの1083キロを海上輸送に移行し、これにより、トラック輸送の場合の年間CO2排出量483トンを、年間149トンと69.2%も削減した。

リサイクル輸送では異例の1000キロを超える長距離輸送となることから、関連法規に適した21トンまで積載可能な専用海上コンテナを活用し、大ロットでの輸送を実現して車両の運行回数を減少することで環境負荷を低減。また、ばら積みコンテナの利用により梱包材を不要化し、積み込みや荷下ろしの作業時間を低減させるとともに、陸送区間の運行を短くすることで、ドライバー不足が懸念される2024年問題への対応を実現している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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