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双日などがインドからのアンモニア供給で合意

2024年6月13日 (木)

荷主双日は6日、九州電力、セムコープ・グリーン・ハイドロジェン(セムコーブ、シンガポール)の3社がインドで製造されたグリーンアンモニアを日本向けに供給することで基本合意したことを発表した。セムコーブはシンガポールのセムコープ・インダストリーズの100%子会社。

▲シンガポールのキックオフ・セミナーにて調印(出所:双日)

双日と九州電力は合意に基づき、2020年代後半から年間20万トン生産予定のグリーンアンモニアを日本向けに引き受け、九州地方を中心としたさまざまな産業に供給する。

双日など3社は日本政府の支援も受けながら、プロジェクトを進めてきた。インドは、再生可能エネルギーの生産で高い競争力を有しており、ガス価格の変動の影響を受けにくいグリーンアンモニアを安価で製造できる。また、政府としても、従来の燃料調達先ではないインドとのサプライチェーン構築を図り、日本のエネルギー安全保障を強化する狙いもあった。今回のプロジェクトについては、昨年12月16日に東京で開催された「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」首脳会議で、覚書を締結したことが発表された。

グリーンアンモニアは、再生可能エネルギーを用い、CO2を排出しない方法で生成された水素(グリーン水素)を原料としたアンモニアを指す。グリーン水素を運ぶキャリアとして注目されており、燃焼してもCO2を排出しないゼロエミッション燃料(燃料アンモニア)としても火力発電での活用が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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