商船三井、再エネ由来アンモニアのSC構築を検討

環境・CSR商船三井は11日、豪エネルギー企業のオリジン・エナジーと共同で、再生可能エネルギー由来のアンモニア（グリーンアンモニア）のサプライチェーン（SC）構築を検討する覚書を結んだと発表した。グリーンアンモニアの海上輸送手段や、日本やアジアにおける需要について調査を行い、サプライチェーン構築における課題を共同で検討する。環境対応のエネルギー源にかかるサプライチェーン構築に向けた取り組みを推進することで、温室効果ガスの排出削減に貢献する。

オリジンは、グリーンアンモニアの2026年の輸出開始を想定したプロジェクトをはじめ複数の計画を検討。商船三井は年内を目標に、グリーンアンモニアの海上輸送における具体的な手法や、日本を含めたアジア地域における需要動向について調査を進めることで、サプライチェーン構築における課題抽出と解決策についてオリジンと共同で検討していく。

アンモニアは燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして、日本政府が宣言する「2050年のカーボンニュートラル実現」に向けた有望なエネルギーとして注目されている。再生可能エネルギーを利用し、製造時に二酸化炭素を排出しないグリーンアンモニアは、サプライチェーンにおける二酸化炭素排出の低減に寄与する。

（出所：商船三井）