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味の素、東北の中核物流拠点を再建

2013年2月28日 (木)
新仙台低温物流センターの完成イメージ

新仙台低温物流センターの完成イメージ

フード味の素は28日、物流子会社の味の素物流(東京都中央区)が、東日本大震災で被災した東北地方の中核物流拠点の仙台低温物流センターを17億円を投じて再建する、と発表した。

3月に着工し、2014年2月に稼働を開始する。再建にあたり、品質水準の向上・従業員や車両の安全確保・津波被害を想定した建物の構造強化を図る。

仙台低温物流センターは、東北6県の3温度帯小口一括物流サービス拠点であり、全国の物流ネットワークを構築する拠点としての役割も果たしている。

被災前から冷蔵・冷凍倉庫とドライ倉庫の機能を持ち、3温度帯倉庫が少ない東北エリアで、大手外食チェーンなどのユーザーが利用していたが、11年3月に発生した東日本大震災の津波被害により、全損、物流機能の復旧が不可能となったため、震災後は外部の倉庫を使用していた。

■味の素物流新仙台低温物流センターの概要
所在地:宮城県仙台市宮城野区蒲生2丁目31番4
構造:地上3階建て
特徴:建物の構造強化(鉄骨構造→鉄筋コンクリート構造)、従業員の常駐する事務所は倉庫の2階以上に配置、建屋の2階に車両の駐車スペース設置、電源設備の高所への設置(変電設備・自家発電機など)
敷地面積:9940平方メートル
延床面積:9780平方メートル
設備投資額:17億円
着工:2013年3月
完工:2014年1月
稼働開始:2014年2月
従業員数:60人