ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

積水化学、タイで住宅量産工場を竣工

2013年3月7日 (木)

荷主積水化学工業は7日、住宅カンパニーが2009年からタイで展開している住宅事業について、バンコクの北方80キロメートルに建設していたユニット住宅の量産工場(年間生産能力1000棟)が竣工したと発表した。

量産工場の竣工により、タイで住宅事業を本格化する方針で、これに合わせて同国内のボリュームゾーン向けの新商品を開発し、14日に発売する。

同社のタイ住宅事業は、同国最大のコングロマリットの1つ、サイアム・セメント・グループのSCGビルディング・マテリアルズと合弁で設立した、住宅の生産会社セキスイSEGインダストリーと、販売会社SCG-セキスイ・セールスで展開している。

工場生産による工業化住宅の企画開発・販売・生産・施工・アフターサービスを一貫して行う、日本で構築したビジネスモデルを現地企業との合弁で展開し、今後はタイ住宅市場の深耕、周辺諸国へ拡大する計画。

新工場はアジアのマザー工場として、周辺諸国向けの住宅ユニットや部材の生産も行う考え。

■タイ工場の概要
立地:バンコクの北方約80キロメートルサラブリ工場団地内
敷地面積:15万平方メートル
工場建屋:3万2400平方メートル(組立工場、外壁工場)
事務所:建物規模は3600平方メートル(食堂も併設)
生産能力:年1000棟
生産計画:2014年度500棟、16年度1000棟
投資額:50億円
工場人員:140人
着工:2011年11月
竣工:2013年3月