拠点・施設野村不動産は18日、フィリピンの大手デベロッパーと設立した現地の合弁会社が、同国カビテ州でファーストリテイリングの大規模物流施設に建設に着工したと発表した。同施設は、ファーストリテイリングが展開する「ユニクロ」事業の東南アジアで最大の物流施設となる。完成は2026年以降を見込んでいる。

▲物流倉庫の完成予想イメージ(出所:野村不動産)
フィリピン・カビテ州は、フィリピンの中心都市、マニラ市街地に隣接し、同国の州の中で最も人口が多い。マニラ市街地と接続する高速道路に加え、2025年にも高速道路が延伸開通する見込みなど、交通の利便性も高い。
物流施設は、ファーストリテイリングからのオーダーメイドで今年6月に着工。敷地面積は6万平方メートルで、延床面積4万2000平方メートル。屋根を利用して太陽光発電を行い、電力をまかなうほか、全熱交換器を導入して空調効率を高め、環境負荷低減に取り組む。
また、セキュリティ面では、指紋認証で入退場管理を行い、災害などに備えて、非常用発電機で24時間分の電力を確保する態勢も整える。
労働環境面では、倉庫内に空調設備を導入するほか、カフェテリアや休憩室、緑地帯を配置。従業員らの健康や安全を確保するための設計や取り組みを導入する。
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