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TNT、中国国内事業から撤退、ファンドに売却

2013年4月2日 (火)

話題TNTエクスプレスは2日、TNTホアウが手掛ける中国の国内ロード配送事業を、同国の金融グループCITICグループが運用するプライベート・エクイティ・ファンドに売却する、と発表した。

TNTホアウは、中国国内の600以上の都市を結ぶ1500か所のデポからなる広範な国内ロード配送ネットワークを運用し、日付指定サービスなどを提供している。

今回の売却と清算には、規制認可を受ける必要があるため、2013年下半期に売却を終了し、14年に購入金額の一部を清算する方針。

TNTエクスプレスのバーナード・ボット暫定CEOは、この売却について「TNTエクスプレスは今後、中国と他地域を結ぶ広範な国際サービスを提供することに注力していく」と述べ、中国国内事業から撤退することと、今後同国では国際エクスプレスサービスに限定して事業を継続する方針を示した。

TNTインターナショナルエクスプレスは、中国本土に3000人の従業員、36か所のデポ、北京・上海・深センの3か所に国際拠点を保有している。