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APT栗原氏、CLOと4PLの可能性を語る

2025年9月26日 (金)

イベント物流DX(デジタルトランスフォーメーション)開発のAPT(アプト、千葉市美浜区)が、10月8日に開催される「物流DX未来会議2025」に登壇する。演題は「物流DXはCLOと4PLで加速する──今、日本企業に求められる変革とは」。物流コンサルティングを手がけるシグマクシスの池田祐一郎ディレクター(ビジネスデベロップメントシェルパ2)とともに、CLO(Chief Logistics Officer)や4PLといった物流業界の次なる基軸について議論する。

▲APT栗原勇人執行役員・ソリューション営業本部長

APTは、WMS(倉庫管理システム)やWES(倉庫運用管理システム)を統合する「WXS」コンセプトを掲げ、倉庫内システムで存在感を高めてきた。多様なマテハン機器やロボットを解析し、WMS・WESと連動させることで、倉庫内のあらゆる課題に対応できる点が強みだ。

こうしたシステム開発にとどまらず、近年は不動産デベロッパーとの関係も強めている。2021年には大手物流不動産デベロッパーシーアールイー(CRE)の子会社となり、野村不動産が展開する物流共創コンソーシアム「テクラム」にも参画。新築からリノベーション物件まで、倉庫の設計、マテハン選定・制御、システム構築など、施設立ち上げ全般に関わるようになっている。

APT執行役員の栗原勇人氏は「倉庫用地の選定や拠点間の連携など、サプライチェーン全体を見渡す案件が増えている」と語る。APTが掲げるのは、倉庫の内外に存在する膨大なデータを統合し、効率的でシームレスなサプライチェーンを実現する「データドリブンな4PL」だ。調達から配送までのあらゆるプロセスをデータで結び、最適化できる仕組みが完成したとき、それは物流を統括するCLOにとって“攻めの武器”となるだけでなく、日本企業の競争力そのものを押し上げるだろう。では、その変革の先にどのような物流の姿が待っているのか──APTの挑戦が示す答えは、これから明らかになる。

▽「物流DX未来会議2025」(クリックで詳細ページへ)▽

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