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トーヨーカネツ、和歌山工場建設用地取得見送り

2024年8月9日 (金)

荷主トーヨーカネツは9日、和歌山県橋本市で予定していた工場建設用地の取得を見送ることを決定したと発表した。当初、この新工場は同社の生産体制強化の一環として計画されていたが、用地造成時に不具合が発見されたことから、予定通りの工場稼働が難しくなったことが主な理由である。

同社は、現地における工場建設に代わり、和歌山工場(有田市)での新棟建設および既存棟の改良工事を進める方針を検討している。これは、事業計画の確実な遂行と、二重投資による負担を回避するための措置であると説明している。

トーヨーカネツは、物流システム需要の多様化・高度化に対応するため、生産効率の改善と生産能力の向上を目指している。特に、昨今の省力化・省人化ニーズの高まりを背景に、事業規模の拡大を図る方針である。また、同社が進める二拠点体制の構築によるBCP(事業継続計画)対策についても、和歌山工場の設備強化を通じて実現する予定だとしている。

今回の用地取得見送りによる業績への影響はないと同社は発表している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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