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DHL、障害を持つチンパンジーの孤児を輸送

2024年8月23日 (金)

国際DHL(ドイツ)は22日、20年以上にわたりケニアで保護されていた障害を持つチンパンジー「ショコラ」を、英国ドーセットのモンキーワールド・エイプレスキューセンターに無事に移送したと発表した。ショコラは幼少期に家族を違法な野生動物肉取り引きの肉を採取するハンターに殺されて失い、自身も銃撃による怪我で右手と右足に麻痺が残っている。

移送はナイロビ空港からスタートし、バーレーンでの短い滞在を経て、東ミッドランド空港までの7時間のフライトが行われた。その後、陸路でモンキーワールドへと移送された。DHLはこの移送をVIPサービスとして行い、特別に設計されたクレートでの移動をサポートした。輸送中には、ショコラにフルーツやナッツ、サツマイモなどが提供された。

モンキーワールドでは、ショコラの新しい住処が障害に対応できるように改装され、低いプラットフォームや新しい巣作りエリア、カーゴネットなどが追加された。ショコラは現在、ほかの6匹のチンパンジーと徐々に慣れ親しんでおり、彼らの仲間として新しい生活を始めている。

DHLヨーロッパのネットワークオペレーション担当副社長であるケイン・ムーディ氏は、「ショコラの移送は非常に挑戦的だったが、モンキーワールドやケニアの保護者と協力し、彼女の旅が安全で快適になるよう最善を尽くした」とコメントしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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