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日通、鉄道コンテナ取扱個数が2.8%増加

2013年4月17日 (水)

ロジスティクス日本通運は17日、2012年度の鉄道コンテナ取扱い実績をまとめた。取扱個数は197万3013個で、前年度比2.8%の増加となった。今年度は、2.4%上積みして202万個の達成を目指す。

上半期は98万269個で8.4%増となったが、下半期は伸び悩み、99万2744個で2.2%減となった。

上半期の発送個数は、台風4号、17号の上陸や、4月と9月に発生したJR北海道江差線の脱線事故などがあったものの、前年の東日本大震災による影響を受けて反動増で推移。

下半期は、JR貨物による機関車の防護無線機一斉点検や、雪の影響による運休、エコカー補助金の打ち切りに伴う自動車部品輸送の反動減などで、前同比で減送となった。

年度実績としては、車扱輸送からコンテナ輸送への転換や東日本大震災の災害廃棄物輸送の本格化で増加した。

モーダルシフトの取り組みとしては、CO2排出削減効果の高い取り組みに対する国土交通省の補助認定を受けた全18事業(鉄道13事業)のうち6事業を取り扱ったほか、31フィートウイングコンテナを新たに50個導入した。

また、顧客向け鉄道コンテナ情報システム「鉄道コンテナNAVI」に機能を追加し、顧客の利便性を向上させるとともに、ことし1月には社内システムを改修、複数のシステムを統合したことで機能のスリム化を実現した。