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日通、17年度の鉄道コンテナ1.6%増加

2018年4月26日 (木)

調査・データ日本通運は25日、2017年度の鉄道コンテナ取扱個数が193万5480個となり、16年度から1.6%増えたと発表した。下半期(17年10月-18年3月)に度重なる自然災害による列車の運休が影響して1%減の98万2254個にとどまったものの、好調だった上半期(4.5%増)の伸びが効いた。

自動車関係の貨物が専用列車の増便で好調に推移したほか、ビール類もビール会社による共同輸送の開始で前年を上回った。減送となったのは、エリア内生産へのシフトが進んだ清涼飲料水と紙・パルプ。

18年度は生産性の向上に向けた取り組みを加速し、トラックドライバー不足を背景に鉄道へのモーダルシフトの機運が高まる「追い風」を生かして需要の取り込みを図るほか、顧客に同社独自の「鉄道コンテナNAVI」システムの利用を促し、他社との差別化を打ち出すことで、年間200万個(17年度比3.3%増)を目指す。