Phoxter、3Dパレットシャトルシステムを販売開始

荷主産業用システムの開発や販売を手掛けるPhoxter（大阪府豊中市）は9日、中国・ZIKOO SMART TECHNOLOGYの3Dパレットシャトルシステムの販売を正式に開始したと発表した。同システムは、今月10日から13日にかけて東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展2024に出展される。

（出所：Phoxter）

ZIKOOの3Dパレットシャトルシステムは、高密度でのパレットの保管や搬送、取出しを可能にする自動搬送ロボットで、パレットを前後左右に、高速かつ高精度に移動させ、パレットの保管や取出しを効率的に行えるようにする。特に位置決め精度は１ミリ以内と業界最高水準で、狭い間隔で高密度に保管できるため、格納効率は従来のパレットトラックに比べ2倍以上になる。
また、マイナス25度から45度に対応しているため冷凍倉庫での運用もできる。

操作はリモコンによる遠隔通信で、信頼性の高いバッテリーの採用によって10時間以上の連続稼働を可能にした。設置の際は、多様な形状の建屋やスペースにも自在に対応。自動倉庫に比べ、安価でコストパフォーマンスに優れている。

同社は「フォークリフトや固定設備を使用せずに、物流センターや製造現場における作業効率を飛躍的に向上させられる」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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